2月の調剤医療費の内訳を見ると、技術料が1・5%増の1403億円、薬剤料が6・3%増の4247億円となった。薬剤料のうち、後発品薬剤料は21・7%増の514億円となった。
薬剤料の約85%を占める内服薬は、196億円増の3497億円となった。薬効分類別では、総額が最高の循環器官用薬が35億円増の891億円となり、伸び幅が最も高かったのは、中枢神経系用薬の47億円、総額は556億円となった。
処方箋1枚当たりの調剤医療費を都道府県別に見ると、最高は石川県の1万0981円、最低は佐賀県の7442円だった。また、伸び率が最も高かったのは山梨県の9・2%、最も低かったのは石川県の1・8%となっている。
後発品薬剤料から後発品の割合を見ると、数量ベースは新指標で50・1%と50%を突破。薬剤料ベースでは12・1%、全処方箋枚数のうち後発品を調剤した処方箋枚数の割合を示す後発品調剤率は57・4%となった。
都道府県別では、後発品の数量ベースは最高が沖縄県の65・6%、最低が徳島県の41・5%となった。後発品調剤率も最高の沖縄県は69・8%とほぼ7割に到達した。
■1月の調剤費は約6%増
一方、1月の調剤医療費は、5・8%増の5770億円、処方箋1枚当たりでは5・3%増の9021円となった。薬剤料のうち、後発品の伸び率は23・0%増の515億円、後発品の数量シェアは新指標で49・4%だった。
調剤医療費の内訳を見ると、技術料が1・9%増の1412億円、薬剤料が7・2%増の4349億円となった。
内服薬は、246億円増の3615億円、薬効分類別では、総額が最高の循環器官用薬が51億円増の937億円となった。
処方箋1枚当たりの調剤医療費を都道府県別に見ると、最高は石川県の1万1464円、最低は佐賀県の7574円だった。また、伸び率が最も高かったのは北海道の7・4%、最も低かったのは沖縄県の2・3%だった。
後発品薬剤料から後発品の割合を見ると、数量ベースは新指標で49・4%、薬剤料ベースでは11・9%、全処方箋枚数のうち後発品を調剤した処方箋枚数の割合を示す後発品調剤率は56・9%となった。