併用療法では7月に承認を取得済み
大塚製薬株式会社とユーシービージャパン株式会社は8月4日、「イーケプラ(R)点滴静注500mg(一般名:レベチラセタム)」について、「てんかんの部分発作に対する単剤療法の効能・効果」を追加する一部変更承認申請を行ったと発表した。
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イーケプラ点滴静注は、てんかんの部分発作に対する併用療法で7月に国内承認を取得しており、今回、新たに単剤療法について申請したものである。
経口投与ができない場合でも継続治療を可能に
イーケプラは、てんかんの部分発作治療において併用療法時に標準的な治療薬として用いられているだけでなく、海外ではすでに単剤療法開始時の第1選択薬のひとつとして捉えられている。国内ではイーケプラ経口薬(イーケプラ錠250mg、同錠500mg、同ドライシロップ50%)が、てんかんの部分発作の併用療法に対して適応を取得済みであり、今年3月には単剤療法についての適応追加申請も行われている。
今回追加申請が行われた注射剤は、胃腸障害や手術時など一時的に経口投与ができない場合でも、イーケプラによる治療を継続するために開発されたもの。大塚製薬とユーシービージャパンは、今後も患者をサポートできるよう、てんかん治療をはじめとする中枢神経疾患治療に貢献するとしている。(小林 周)