第1・1b相抗がん剤試験を両社で実施へ
アストラゼネカ株式会社は7月30日、アストラゼネカPLCと協和発酵キリン株式会社ががん免疫治療薬の開発について臨床試験に関する提携契約を締結したことを発表した。
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この契約により両社は、複数の固形がんを対象とした3つの治療薬による、2つの併用療法についての第1・1b相抗がん剤試験を実施。第1相試験では推奨用量レジメンの検証、第1b相試験では安全性と有効性の検証を行うという。
モガムリズマブとMEDI4736、tremelimumabの併用療法を検証
3つのがん免疫治療薬は、協和発酵キリンが開発しているモガムリズマブと、アストラゼネカ社が開発しているMEDI4736、tremelimumab。モガムリズマブは抗CCR4ヒト化抗体、MEDI4736は抗PD-L1抗体、tremelimumabは抗CTLA-4抗体で、生体自身の自己免疫システムを制御することでがん細胞を駆逐しようとするがん免疫療法として知られており、がん治療薬としても新たなクラスになるものと期待されている。
実施される第1・1b相試験では、モガムリズマブとMEDI4736、モガムリズマブとtremelimumabの併用療法による安全性と有効性を検証するとしている。(小林 周)
▼外部リンク
・アストラゼネカ株式会社 プレスリリース