医療従事者の為の最新医療ニュースや様々な情報・ツールを提供する医療総合サイト

QLifePro > 医療ニュース > 医薬品・医療機器 > AZと協和発酵キリン がん免疫治療薬開発で提携

AZと協和発酵キリン がん免疫治療薬開発で提携

読了時間:約 50秒
2014年08月06日 PM03:30

第1・1b相抗がん剤試験を両社で実施へ

アストラゼネカ株式会社は7月30日、アストラゼネカPLCと協和発酵キリン株式会社ががん免疫治療薬の開発について臨床試験に関する提携契約を締結したことを発表した。


この画像はイメージです

この契約により両社は、複数の固形がんを対象とした3つの治療薬による、2つの併用療法についての第1・1b相抗がん剤試験を実施。第1相試験では推奨用量レジメンの検証、第1b相試験では安全性と有効性の検証を行うという。

モガムリズマブとMEDI4736、tremelimumabの併用療法を検証

3つのがん免疫治療薬は、協和発酵キリンが開発しているモガムリズマブと、アストラゼネカ社が開発しているMEDI4736、tremelimumab。モガムリズマブは抗CCR4ヒト化抗体、MEDI4736は抗PD-L1抗体、tremelimumabは抗CTLA-4抗体で、生体自身の自己免疫システムを制御することでがん細胞を駆逐しようとするがん免疫療法として知られており、がん治療薬としても新たなクラスになるものと期待されている。

実施される第1・1b相試験では、モガムリズマブとMEDI4736、モガムリズマブとtremelimumabの併用療法による安全性と有効性を検証するとしている。(小林 周)

▼外部リンク
アストラゼネカ株式会社 プレスリリース

 

同じカテゴリーの記事 医薬品・医療機器

  • ウゴービ電子添文改訂、 MACE発現リスク20%低下示したP3データ反映-ノボ
  • 炎症性腸疾患に対するduvakitugの有効性・安全性の追加データ発表-仏サノフィほか
  • ミリキズマブ投与のIBD患者、多くが2年後も臨床的寛解/内視鏡的改善を維持-米リリー
  • DMDのエクソン44スキップ薬、医師主導治験でジストロフィン発現を確認-NCNPほか
  • 子宮体がん一次治療で免疫チェックポイント阻害薬とPARP阻害薬の併用「薬物療法にパラダイムシフト」
  • あなたは医療関係者ですか?

    いいえはい