視力改善が100週目まで維持
バイエル ヘルスケア社は7月18日、「アフリベルセプト硝子体内注射液(商品名:アイリーア(R))」について、糖尿病黄斑浮腫を対象にした第3相臨床試験(VIVID-DME試験)の2年目の結果を発表した。
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同試験は、糖尿病黄斑浮腫による視力障害を対象にしたアフリベルセプト硝子体内注射液の第3相臨床試験として、レーザー光凝固術群とアフリベルセプト2mg投与群とを比較する二重遮蔽試験。2つの治療群における最高矯正視力の治療前からの改善は、100週目まで維持されたという。
15文字以上の視力改善は31.1%
VIVID-DME試験は被験者を、アフリベルセプトを4週ごとに投与した群、4週ごと5回投与した後に8週ごと投与した群、レーザー光凝固群に無作為に割り付けて実施された。
その結果、治療前から100週目の最高矯正視力の平均変化量は、アフリベルセプトを4週ごとに投与した群は11.4文字、4週ごと5回投与した後に8週ごと投与した群は9.4文字、レーザー光凝固群は0.7文字だった。
主要評価項目のひとつであった15文字以上の視力改善は、アフリベルセプトを4週ごとに投与した群では31.1%だったのに対し、レーザー光凝固群では12.1%にとどまったという。(小林 周)
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・バイエル薬品株式会社 プレスリリース