オゼノキサシン含有の新規外用抗菌薬
マルホ株式会社は7月23日、オゼノキサシンを含有する新たな外用抗菌薬について、厚生労働省に対し、化膿性炎症を伴うざ瘡および表在性皮膚感染症を適応とする製造販売承認申請を行ったと発表した。
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オゼノキサシンは、富山化学工業株式会社が創製した新規キノロン系抗菌化合物。好気性グラム陽性菌、陰性菌、嫌気性菌に対して、強い抗菌作用と広い抗菌スペクトラムを持つ。なかでもざ瘡の原因菌となるアクネ菌、とびひの原因菌として知られる黄色ブドウ球菌に対する抗菌活性が高いため、同社は富山化学工業と共同開発を行うかたちで、外用抗菌薬としての研究開発を進めてきていた。
BPOを有効成分とした外用薬も申請中
一般的ににきびと呼ばれるざ瘡は、セルフケアが行われることが多く、病気の認識が薄い現状があるが、悪化すると化膿し瘢痕が残るため、皮膚科での適切な治療が求められる。
マルホは、ざ瘡治療への取り組みを進めており、すでに化膿性炎症を伴うざ瘡治療における内服抗菌剤として、経口用ペネム系抗生物質製剤「ファロム錠(R)150mg、200mg(一般名:ファロペネムナトリウム水和物)」を販売しているほか、今年3月には尋常性ざ瘡の治療薬として、BPO(過酸化ベンゾイル)を有効成分とした外用薬を今年3月に承認申請している。(紫音 裕)
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・マルホ株式会社 ニュースリリース