文部科学省は28日、科学的根拠に基づいた医療が提供できる人材の養成を支援する「課題解決型高度医療人材養成プログラム」の選定事業を決定したと発表した。指導力を有し、地域医療で活躍できる薬剤師の養成では、大阪大学、昭和大学が申請した2件の取り組みが選ばれた。今年度から最大5年以内の期間に年2500万円程度の補助金が交付される。
同事業は、文科省の2014年度予算で新規事業として10億円を計上。医療現場の諸課題に対応するための高度医療を支える人材の養成や大学病院の機能強化を目的に、大学自らが体系立てた特色ある教育プログラム・コースを構築し、これからの時代に対応した特色ある医療人材の養成に対する取り組みを支援する。