クリニック・開業医向けに改良
協和発酵キリン株式会社は7月22日、同社の子会社である協和メデックス株式会社が、糖尿病検査用のグリコヘモグロビン分析装置「A1c iGear(アイギア)K」を発売することを発表した。
画像はプレスリリースより
同装置は、2009年6月に発売した「A1c Gear(ギア)K」をクリニック・開業医向けに改良したもの。製造販売元は株式会社サカエで、7月31日から販売を開始する予定としている。
患者負担を軽減し、操作性に優れる
同装置は、1μlの血液で検査することが可能であることから採血は指先から行うことができ、患者負担の軽減につながるという。また、検体をセットしスタートボタンを押すと分析が開始され、およそ6分で結果が得られる迅速で簡単な測定方法も特長のひとつ。入力はカラー液晶ディスプレイを採用したタッチパネルで行い、操作性にも優れている。
また、電子カルテへの出力、オプションであるバーコードリーダーを使用することで検体バーコードにも対応可能となっているなど、より使いやすく改良されている。
今年4月から臨床検査技師等に関する法律の一部が改正され、一定の条件の元に薬局などでも糖尿病検査が可能になった。同装置は、このような検査にも、大きく貢献するとされている。(小林 周)
▼外部リンク
・協和発酵キリン株式会社 プレスリリース