■大谷氏(慶應大教授)らが調査
最大手のインターネットオークションサイト「ヤフオク!」に、多数の医薬品が違法に出品され、その監視・削除体制は十分ではないことが、大谷壽一氏(慶應義塾大学薬学部臨床薬学講座教授)らの調査で明らかになった。大谷氏らは「一般消費者への啓発の強化や、サイト運営者に対して公的団体などから監視強化を要請する必要がある」としている。
大谷氏らは今年5月15日から6月20日まで「ヤフオク!」の出品商品の中から、違法に出品された医薬品を検索した。医療用医薬品や一般用医薬品であることが明らかなもの、隠語などを用いているが医薬品であると強く疑われる商品を抽出。海外製品と思われる商品は解析から除外した。