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ファイザー 嫌気性菌感染症治療剤「アネメトロ」の製造販売承認を取得

読了時間:約 49秒
2014年07月15日 AM09:00

、感染性腸炎、アメーバ赤痢を適応症として

ファイザー株式会社は7月4日、嫌気性菌感染症治療剤「(R)点滴静注液500mg(一般名:)」の製造販売承認を取得したと発表した。


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同剤は、ニトロイミダゾール系の抗菌薬。菌体または原虫内の酸化還元系の反応によって還元されニトロソ化合物となることで、偏性嫌気性菌または原虫に対して強い抗菌活性や抗原虫活性を有する。

必要とされていた注射剤の開発

メトロニダゾール経口剤は、トリコモナス症(腟トリコモナスによる感染症)を適応症として1961年に承認され、2007年以降、ヘリコバクター・ピロリ感染症、細菌性腟症、嫌気性菌感染症、感染性腸炎、アメーバ赤痢、ランブル鞭毛虫感染症に対して追加承認を取得している。

海外においては、30か国以上で注射剤が発売されているが、国内では注射剤が開発されておらず、腹腔内感染症患者のような内服が困難な患者に対する治療のためにも、注射剤が必要とされていた。このような状況を踏まえ、2010年4月の「医療上の必要性の高い未承認薬・適応外薬検討会議」において、開発企業の募集が行われ、ファイザー社が同剤を開発することとなり、今回の製造販売承認取得に至ったという。(浅見園子)

▼外部リンク
ファイザー株式会社 プレスリリース

 

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