国内初の活性型ビタミンD3とステロイドの配合外用剤
レオ ファーマ株式会社は7月4日、「ドボベット(R)軟膏(一般名:カルシポトリオール水和物/ベタメタゾンジプロピオン酸エステル)」について、国内製造販売承認を取得したことを発表した。
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同剤は、活性型ビタミンD3であるカルシポトリオール水和物と、副腎皮質ホルモンであるベタメタゾンジプロピオン酸エステルを配合した尋常性乾癬治療剤。レオ ファーマの親会社であるデンマークのLEO Pharma A/Sによって開発され、同国では2001年に発売された。
1日1回の塗布で乾癬の皮膚症状を速やかに改善する、日本国内では初の活性型ビタミンD3とステロイドの配合外用剤であり、国内臨床試験において有効性と安全性が確認されているという。現在では米国をはじめ世界97か国で承認され、尋常性乾癬治療の第一選択薬のひとつとして広く使用されている。
レオ ファーマが製造、協和発酵キリンが販売
レオ ファーマはドボベット軟膏が、尋常性乾癬治療に用いられる既存の外用剤と比べ、高い有用性ならびに投与の簡便性を提供できることから、尋常性乾癬の患者に対して満足度の高い新たな治療の選択肢を提供できるとしている。
また、同剤は国内において、レオ ファーマが自社で開発を手がけ、発売する初めての製品となる。レオ ファーマは、2013年12月19日付けでLEO Pharma、協和発酵キリン株式会社と同剤の販売およびマーケティング提携に関する契約を締結しており、レオ ファーマは協和発酵キリンに製品を供給し、協和発酵キリンは同剤の販売およびMRによる医療機関への情報提供活動を担当し、両社が共同してマーケティング活動を行うという。(小林 周)
▼外部リンク
・レオ ファーマ株式会社 プレスリリース