医療従事者の為の最新医療ニュースや様々な情報・ツールを提供する医療総合サイト

QLifePro > 医療ニュース > 医薬品・医療機器 > 日本化薬 インフリキシマブ製剤のバイオシミラーが製造販売承認を取得

日本化薬 インフリキシマブ製剤のバイオシミラーが製造販売承認を取得

読了時間:約 54秒
このエントリーをはてなブックマークに追加
2014年07月14日 PM12:15

単クローン抗体のバイオシミラーとして

日本化薬株式会社は7月4日、韓国のCelltrion,Inc.およびCelltrion Healthcare Co.,Ltd.(ともにセルトリオングループ)と共同で開発を進めてきた「インフリキシマブBS点滴静注用100mg「NK」(開発コード:CT-P13)」について、製造販売承認を取得したと発表した。


この画像はイメージです

日本化薬は、2010年11月にセルトリオングループと日本における同剤の共同開発・販売に関する契約を締結後、開発に着手した。日本国内で最初に承認された単クローン抗体のバイオシミラー(バイオ後続品)となる。

関節リウマチ、炎症性腸疾患などの治療に

同剤は、関節リウマチや炎症性腸疾患等の自己免疫疾患治療において重要な役割を果たしているインフリキシマブ(遺伝子組換え)製剤のバイオシミラーで、日本化薬にとっては昨年上市した「フィルグラスチムBS注シリンジ「NK」」に続くものとなる。既に韓国、欧州を含む25か国で販売されているという。

同社は自己免疫疾患の分野において、2001年にシェーグレン症候群患者の口腔乾燥症状の改善薬「サリグレン(R)カプセル30mg」を販売しており、今回、(遺伝子組換え)製剤のバイオシミラーを上市することで、関節リウマチ、炎症性腸疾患の患者やその家族、医療関係者へ貢献したいとしている。(浅見園子)

▼外部リンク
日本化薬株式会社 ニュースリリース

このエントリーをはてなブックマークに追加
 

同じカテゴリーの記事 医薬品・医療機器

  • 2025年1月より社長交代で新たな体制へ‐アレクシオンファーマ
  • ミリキズマブの炎症性腸疾患に対する長期持続的有効・安全性データを公開-リリー
  • 転移性尿路上皮がん、一次治療における新たな選択肢への期待
  • 心臓ロボット手術用の部位を見やすく展開するプレートを開発-大阪公立大
  • 新たにオンコロジー領域に注力し「2031年までに年平均成長率8%を目指す」‐GSK