日本薬剤師会(山本信夫会長)は9日、山本新体制として初の都道府県会長協議会を開催、新年度の役員職務分担や委員会組織を示し了承された。26あった委員会を21に再編した。会議では広報委員会廃止を危惧する意見が上がったが、山本会長は「政策研究、広報活動の必要性は痛切に感じている。なくしたから広報しないわけではない」とし、各委員会の活動、日薬として伝えるべきことは的確・効果的に広報していくとの考えを示した。
山本氏は、「会長就任に際し約束した関係団体との連携を図る努力をしつつ、なるべく広く全国からの声を聞ける体制を組み、できるだけ透明性の高い会務運営に向け、かつ優先順位を決めて順次、進めていきたい。私がこの理事を選んだのは、自分の思いを通すため。各薬剤師会、会員も同じ思いで薬剤師業務に取り組まなければ、良い結果にはつながらない。まずは10万の会員が心を一つに目標に向かっていく、そういう会の運営をしたい」と述べ、新執行部への協力支援を求めた。