薬液調製時の利便性向上や投薬時の負担軽減等を目的に
ノバルティスファーマ株式会社は6月30日、持続性ソマトスタチンアナログマイクロスフェア徐放性製剤「サンドスタチン(R)LAR(R)」のキット製品として、「サンドスタチンLAR筋注用キット10mg、20mg、30mg(一般名:オクトレオチド酢酸塩)」を同日付で発売したことを発表した。
画像はプレスリリースより
同キットは、すでに販売されている「サンドスタチンLAR筋注用10mg、20mg、30mg」と同じ有効成分を含む粉末を充填したバイアル製剤や改良を加えた分散液、薬液調製時に使用するバイアルアダプターを同梱し、調製手順を簡便化している。
2月14日に製造販売承認を取得し、6月20日に薬価基準に収載されている。
より強力にホルモン分泌を抑制
サンドスタチンLARは、消化管ホルモン産生腫瘍による諸症状の改善、消化管神経内分泌腫瘍、先端巨大症・下垂体巨大症における成長ホルモン、ソマトメジン-C分泌過剰状態及び諸症状の改善を効能・効果とする、オクトレオチド酢酸塩の注射用徐放性製剤。オクトレオチド酢酸塩は天然のソマトスタチンと同様の薬理学的効果を発揮するが、ソマトスタチンより強力にホルモンの分泌を抑制する。
サンドスタチンLAR筋注用10mg、20mg、30mgは2004年4月23日に製造販売承認を取得し、同年6月18日に薬価基準に収載、同年6月25日に発売されている。(小林 周)
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・ノバルティス ファーマ株式会社 プレスリリース