中央病院、東病院、国立がん研究センター全部門と連携
独立行政法人国立がん研究センターは6月27日、「希少がんセンター」を6月23日に開設したことを発表した。
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同センターでは、肉腫(サルコーマ)・GIST(消化管間質腫瘍)・脳腫瘍・メラノーマ(悪性黒色腫)・ 眼腫瘍・小児がん・胚細胞性腫瘍(精巣・卵巣・性腺外)・その他の希少がんを対象に、病理診断・画像診断・外科治療・薬物治療・放射線治療・IVR・TR・臨床開発を行うという。
診断や治療にさまざまな問題を抱える希少がんについて、中央病院と東病院、国立がん研究センター全部門とも連携する横断的な組織体制を構築し、希少がん医療の課題解決を目指すとしている。
医療従事者からの相談を受け付けるホットライン設置
活動内容としては、診療科の枠をこえた診療や情報発信、情報提供・診療支援、研究開発支援、希少がんネットワークの構築、患者団体との交流・支援。また、希少がんホットラインを設け、平日9:00から16:00まで患者や家族、医師、看護師、ソーシャルワーカーら医療従事者からの相談を受け付けるという。
同センターは、「希少がんの最新・最適な治療・研究が国立がん研究センターにおいて迅速かつ適切に行われるよう、中心的役割を果たす」、「実際の医療を通して問題点を明らかにし、自ら率先して解決を目指す」の2点を使命とし、医師をはじめとする多職種のメンバーが協力して希少がんの克服に挑むとしている。(小林 周)
▼外部リンク
・独立行政法人国立がん研究センター プレスリリース