寝ている状態での測定が可能
パラマウントベッド株式会社は6月19日、測定機器を装着することなく生体情報等を測定・一元管理することが可能なベッドシステム「スマートベッドシステム(仮称)」と、その機能の一部を搭載したコンセプトベッドを開発したと発表した。
画像はプレスリリースより
このシステムは、脈拍数・呼吸数・睡眠状態を、測定機器を装着せず連続的に測定することができるほか、体温・血圧・体重をベッド上に寝ている状態のまま測定することができる。
測定された情報の変化はリアルタイムで自動的に分析され、容体に異常が認められた場合にはナースステーションや情報端末などに通知されるという。また、電子カルテや遠隔の医療機関との情報共有も可能となっている。
患者の負担軽減や医療関係者の省力化に
同社は、このシステムの開発によって、生体情報測定により患者が感じるさまざまな精神的・身体的負担を軽減し、医療関係者の省力化や正確性の向上に寄与することを目的としている。また、今後の増加が見込まれる在宅医療の環境整備にも貢献が期待される。コンセプトベッドは寝ている人の快適性、看護および介護のしやすさの両立が追求されたデザインとなっている。
同社は2015年度の製品化を目指し、検証やさらなる技術開発を進めていくという。(小林 周)
▼外部リンク
・パラマウントベッド株式会社 プレスリリース