「ユニバーサルPTP スムースプレスパッケージ」開発
ニプロ株式会社は6月23日、医薬品錠剤包装容器(Press Through Package:PTPシート)内の錠剤の取り扱いやすさを改善した「ユニバーサルPTP(R) スムースプレスパッケージ(TM)」(略称:SPP)を開発したことを発表した。
画像はプレスリリースより
この新タイプのパッケージであるSPPは、品質はもちろん利便性を考慮して設計・開発されたもので、現在、特許出願中という。最大の特徴は、従来のPTPシートに比べ、より少ない力で内容物である錠剤が押し出せるようになっており、高齢者や手先の不自由な患者であっても、取り扱いやすい仕様となっている点である。
薬剤表示も見やすく、安全・便利に
さらにSPPでは、薬剤が収まるポケット部の上面を平面とした。これにより、シート内の薬剤に印字された表示も、これまでより見やすくなっているという。
ニプロはこのSPPについて、7月2~4日の期間で、東京ビッグサイトにおいて開催される、第27回インターフェックスジャパンのニプロブース(51-46 東4ホール)で発表を行う予定だ。同展示会では、実際のサンプルも用意する。
同社は、今後もすべての人がより安心して使えるような物づくりを基本的コンセプトとし、CSRの一環としてユニバーサルデザイン製品の積極的取り組み、利用者視点での製品開発に努めていくとしている。(紫音 裕)
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・ニプロ株式会社 ニュースリリース