■地域の健康へ貢献目指す
薬局で血糖自己測定等の簡易検査を安全で正しく実施するため、北海道の薬局薬剤師等の有志が中心になって「健康チェックステーションを考える会」を立ち上げる。4月に厚生労働省が公表した検体測定室に関するガイドラインに対応するため、薬局で整備が必要な書類や準備等のオペレーションマニュアルを作成し、ノウハウを公開、共有するのが狙い。フェイスブックグループで全国の薬局薬剤師が情報を共有し、正しい測定サービスを提供できるよう啓発を進めることで、地域の健康に貢献したい考えだ。
考える会は、かかりつけ薬局を健康管理の拠点と位置づけた経済産業省の2012年度事業「健康チェックステーション具現化コンソーシアム」において、HbA1c測定機器を購入した薬局の継続的な取り組みを目指したもの。事業終了後も糖尿病予防に向けたスクリーニングを行うため、札幌市の二十四軒薬局の高市和之氏、元北海道薬科大学准教授の岡崎光洋氏が中心となり、活動に向けた準備を進めている。