自動的に非常用バッテリーに切り替え
帝人ファーマ株式会社は6月19日、呼吸同調式レギュレーター「サンソセーバー(R)5」、在宅医療用酸素濃縮装置「ハイサンソ(R)5S」の市場投入を発表した。6月20日より、一部医療機関に対しレンタルを開始する。
画像はプレスリリースより
両製品は、2011年の東日本大震災発生以降、多く寄せられている医療従事者や在宅療養中の患者から寄せられた不安・不便の声に応えるもの。安全や安心、使いやすさをコンセプトに、停電や災害などでコンセントからの電力供給が途絶えた際、自動的に非常用バッテリーに切り替わるという。
約2割の患者が通院以外には外出しないという状況
また、在宅酸素療法・在宅人工呼吸療法を行っている患者では、外出中に酸素が足りなくなる不安から約2割が通院以外には外出しない(日本呼吸器学会発行「在宅呼吸ケア白書2010」より)といった状況にあることから、酸素ボンベを長時間使用できる機能を搭載。安心して外出することを可能としている。
保険点数は在宅医療指導管理料2,500点、酸素濃縮装置機器加算4,000点、携帯用酸素ボンベ加算880点、呼吸同調式デマンドバルブ加算300点。酸素濃縮装置と携帯ボンベ・デマンドバルブを併用した場合、患者の自己負担は1割負担の場合で月額7,680円、2割負担の場合で月額15,360円、3割負担の場合で月額23,040円となる。(小林 周)
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・帝人ファーマ株式会社 プレスリリース