厚生労働省は20日、後発品454品目を薬価収載した。品目数は、昨年12月の前回収載の694品目から240品目減った。初めて後発品収載された成分が前回の11成分から4成分に減ったことが主な要因と考えられる。初の後発品収載は、血圧降下剤のディオバン(成分名:バルサルタン=ノバルティスファーマ)、血圧降下剤のプレミネント配合錠(ロサルタンカリウム・ヒドロクロロチアジド=MSD)、血圧降下剤のブロプレス(カンデサルタンシレキセチル=武田薬品)、骨吸収抑制剤のゾメタ(ゾレドロン酸水和物=ノバルティスファーマ)の4成分。薬価制度改革で新たに導入された、新規収載希望が10品目を超えた内用薬に限って先発薬価の“0・5がけ算定”とするルールには、4成分176品目が該当した(表参照)
収載の対象となったのは、今年2月25日までに薬事承認された医薬品。収載希望は541品目だったが、安定供給に不安があったことなどを理由に、14品目が希望を取り下げた。また、局方名収載等により73品目が告示不要となり、最終的に60社の125成分240規格454品目が収載された。
内訳は、内用薬が88成分161規格353品目、注射薬が26成分53規格71品目、外用薬が15成分25規格29品目、歯科用薬剤が1成分1規格1品目。