独自技術を用いた、アジスロマイシン点眼薬に関して
千寿製薬株式会社は6月11日、InSite Vision Incorporated(インサイトビジョン社)との間で、インサイトビジョン社がDuraSite(R)技術を応用して開発したアジスロマイシン点眼薬の、日本における独占的な開発・販売に関するライセンス契約を締結したことを発表した。
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インサイトビジョン社は、米国・カリフォルニアに本拠地を置く企業。独自のDuraSite技術を基盤とした新規の眼科用局所製剤を開発・製造し、提供していることで知られる。そのDuraSite、およびDuraSite2のドラッグデリバリーシステムは、眼表面における点眼薬の滞留性を向上させるものであり、従来よりも点眼回数を減らすことや薬剤の効果を高めることを可能にするものとなっているという。
米国では「AzaSite 1%」として販売
今回、千寿製薬がライセンス契約を締結した、インサイトビジョン社開発のアジスロマイシン点眼薬は、米国では眼局所の細菌性感染症に対する治療薬として「AzaSite(R) 1%」の商品名でAkron, Inc.から販売されている。
千寿製薬は締結した契約に基づき、インサイトビジョン社に対して契約一時金の支払いを行うほか、開発の進捗に応じたマイルストーン、および上市後の売り上げに応じたロイヤルティを支払うとしている。(紫音 裕)
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