副鼻腔炎の適応追加で承認申請
グラクソ・スミスクライン株式会社は、5月30日、β-ラクタマーゼ阻害剤配合ペニシリン系抗生物質製剤「クラバモックス(R)小児用配合ドライシロップ(一般名:シロップ用クラブラン酸カリウム・アモキシシリン水和物)」について、同日付で副鼻腔炎に対する効能効果適応追加の承認申請を行ったと発表した。
この画像はイメージです
同剤が海外のガイドラインにおいて小児副鼻腔炎の治療に推奨されており、臨床上のニーズが極めて高いことから、国内での小児副鼻腔炎に対する適応追加を目指し、今回申請されたという。
薬剤耐性肺炎球菌に優れた抗菌活性
同剤は、β-ラクタマーゼ阻害剤であるクラブラン酸と広範囲に抗菌活性を有するペニシリン系抗生物質であるアモキシシリンを1:14の比率で配合したもので、既に世界50か国以上で承認を取得している。
日本国内においては、小児急性中耳炎の反復例や難治例で問題となっていた、薬剤耐性肺炎球菌に優れた抗菌活性を示すことから、2006年1月に小児の中耳炎治療薬として発売され、その後、小児呼吸器感染症、皮膚および尿路感染症を追加適応症として承認されている。(浅見園子)
▼外部リンク
グラクソ・スミスクライン株式会社 プレスリリース
http://glaxosmithkline.co.jp/press/