オメガ3脂肪酸をたっぷりとると、認知機能低下の防止に役立つ!
不飽和脂肪酸が脳によい、というこについては様々な面からの効果分析が報告されていますが、新たに、認知機能の低下防止にも不飽和脂肪酸が効果的であることが分かりました。
画像はwikiメディアより引用
by Daniel Case
アメリカで行われた調査では、895人の参加者に、食生活についての質問に回答してもらい、この人たちの認知機能の変化を2年間にわたって観察しました。アメリカでは、不飽和脂肪酸の1つであるオメガ3脂肪酸(EPAとDHA)の適切な摂取量を確保するために、1週間にシーフードを8オンス(226グラム)以上摂取することが推奨されていますが、今回その推奨量を上回っていた人は、27%でした。
そして、オメガ3脂肪酸の摂取が少ない人たちの間では、観察期間の間に、認知機能が低下した人の割合が大きかったのです。
このことから、オメガ3脂肪酸の摂取は、認知機能を維持するのに効果的であることが分かりました。
手軽に食べられるツナ缶を活用しよう!
それでは、オメガ3脂肪酸をとるには、食生活にどのような工夫をしたらよいのでしょうか。海や川がそばにないので、新鮮な魚介類がなかなか手に入らない、と考える方も多いでしょう。
実は、調査の回答で、どのような魚介類を食べているかという質問の回答で多かったのが、ツナ缶だったのです。ツナ缶だったら、手軽に入手できる上に、様々な調理方法で好みに合わせてとることもできます。缶詰なので、保存も簡単。魚嫌いのお子さんでも、ツナ缶なら大丈夫と言うことも多いようです。
ご家庭の常用食品として、ツナ缶を常に確保しておきたいものですね。(唐土 ミツル)
▼外部リンク
Diet Can Predict Cognitive Decline
http://www.newswise.com/articles/diet-can-predict-cognitive-decline