臨床試験の結果に基づき申請
アステラス製薬株式会社と株式会社UMNファーマは5月30日、共同で開発を進めている組換えインフルエンザHAワクチンASP7374に関し、インフルエンザの予防の効能・効果で、厚生労働省に製造販売承認申請を行ったと発表した。
画像はwikiメディアより引用
今回の申請は、主に国内で実施された第1、2相試験及び第3相試験の結果に基づき、行われたもの。
米国では2013年1月にFDAに承認
同剤は、遺伝子組換え技術と、BEVS(Baculovirus Expression Vector System)を用いた細胞培養法で製造されており、米国では、Protein Sciences Corporationが季節性インフルエンザを予防するワクチンとして、2013年1月にFDAから承認を取得。「Flublok(R)」の製品名で販売されている。
また、今回の申請に伴い、アステラスは開発マイルストン・ペイメントとして一定額をUMNファーマに支払うこととなる。
両社は同剤の申請により、インフルエンザ予防の新たな選択肢を提供することを通じて、公衆衛生の普及向上に貢献できることを期待するとしている。(浅見園子)
▼外部リンク
アステラス製薬株式会社 ニュースリリース
http://www.astellas.com/jp/corporate/