■定員数、進学者とも増加
今春、全ての薬系大学73校が卒業生を輩出し、新設校を含め6年制薬学教育は一つの完成年度を迎えた。これに伴い今年度、新たな大学院「4年制博士課程」を設置したのは昨年度より4校増え62校となった。薬学系としての区分が難しい2校を除くと定員数は282人(前年271人)、進学者(薬学系区分が難しい1校除く)は238人(同225人)となった。また、4年制に対応した「修士課程(2年)」は、4年制学科非併設校を含む34校が設置。“薬系”の区分が難しい1校を除く定員数は1069人、進学者は1024人と、いずれも前年度に比べ増加したことが、本紙調査で明らかになった。なお、秋入学を実施している大学も数校見られる。(表参照)