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大日本住友製薬と第一三共 「ルラシドン」について南米でのライセンス契約を締結

読了時間:約 59秒
2014年06月06日 AM09:00

アルゼンチンなど南米4か国で提携

大日本住友製薬株式会社と第一三共株式会社は5月28日、大日本住友製薬が創製した非定型抗精神病薬「ルラシドン塩酸塩」について、ブラジルおよびベネズエラの2か国を対象として販売等の実施権に関するライセンス契約を締結したと発表した。また、大日本住友製薬は、アルゼンチンおよびコロンビアを対象国として、同剤の販売等の実施権に関するオプション権を第一三共に付与した。


画像はwikiメディアより引用

同剤は、大日本住友製薬が創製した独自の化学構造を有する非定型抗精神病薬。ドーパミン-2、セロトニン-2A、セロトニン-7 受容体に親和性を示し、アンタゴニストとして作用する。セロトニン-1A 受容体には、パーシャルアゴニストとして作用し、ヒスタミンとムスカリン受容体に対してはほとんど親和性を示さないという。

国内では、大日本住友製薬が統合失調症および双極1型障害うつに対する承認取得を目指して第3相臨床試験を実施している。

世界各国への販売拡大を目指す

第一三共は今回の契約に基づいて、ライセンス対象国におけるルラシドンの承認申請を行い、承認取得後に現地での販売を開始するという。

大日本住友製薬は、同剤をグローバル戦略品と位置付け、北米での早期の売上最大化を図るとともに、欧州、日本、中国、東南アジア、オーストラリア、さらには南米へと販売地域を拡大することで、ルラシドン事業の最大化を目指すとしている。(浅見園子)

▼外部リンク

大日本住友製薬株式会社 ニュースリリース
http://http://www.ds-pharma.co.jp/news/2014/

 

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