■製薬協集計
日本製薬工業協会は東証1部に上場する加盟26社の2013年度決算の概況と14年度業績見込みをまとめた。売上高については国内が微増だったが、好調な海外が牽引して前年度から二桁増となった。利益面は新製品への積極的な投資や円安効果で販売管理費と原価が増加したものの、売上伸長により営業、経常とも増益となった。当期純利益は前期法人税の還付金等が影響して減益となった。研究開発費は拡大したが、対売上比は前期と同水準の16・8%だった。国際会計基準のみ発表している中外製薬を除く集計となっている(表参照)
売上高は増収が22社、減収が4社で、合計が前年度から8791億円拡大した。
海外は自社販売製品の売上増に加え、ロイヤルティー収入の増加や為替変動による増収効果もあって7773億円増加。国内は新製品や主力品が伸長する一方で、長期収載品の減収もあって1015億円の増加にとどまった。