学校で野菜を育てるとどうなる?
学校でガーデニングをしていると、子どもたちの食生活に対する意識が改善され、野菜や果物を積極的に食べるようになるという報告がイギリス・コベントリー大学の研究チームから寄せられました。
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9歳から10歳の46人の子どもたちが、12週間にわたり学校活動の一環として、ガーデニングに取り組んだそうです。植物を育てながら、その様子を観察する理科の要素や、これを文章にする作文学習の要素も取り組み、さらに、料理についても学んだそうです。
野菜を育てたら食べたくなる?
活動の前後に、食生活についての質問を行い、BMIについても追跡しました。その結果、開始時と12週間後の終了時を比べたところ、BMIは両方のグループで変化が見られなかったものの、ガーデニング活動を取り入れた学校では、26%の子どもたちにおいて、野菜や果物を食べる量が増えていました。
植物を育て、これを生活に役立てる統括的なプログラムでは、子どもたちの栄養に関する理解や知識が深まり、健康的な食生活へと導くことができることが示唆されました。
最近では、水耕栽培など室内で行えるガーデニングも流行中です。お子さんと一緒に、新鮮な野菜を育ててみませんか?(唐土 ミツル)
▼外部リンク
Gardening schemes teach healthy eating
http://www.bps.org.uk/news/