厚生労働省の「医療等分野における番号制度の活用等に関する研究会」が5月30日に初会合を開き、医療分野における番号の使い方や具体的な利用場面を検討するための議論をスタートさせた。構成員からは、昨年に成立した共通番号法(マイナンバー法)との結びつきや特定個人情報との関連など、多くの論点が示された。今後、番号の考え方や利活用の方策を議論し、11月中旬をメドに中間まとめを行う予定。
医療機関を対象とした医療等分野における番号制度の活用をめぐっては、厚労省検討会が設置され、2012年9月に報告書をまとめているが、今回の研究会では、昨年の法案成立を受けてマイナンバー制度の具体的な制度設計を踏まえつつ、医療分野における番号の必要性や利活用場面を検討していく。