食べたらしっかり歯磨き。当たり前の習慣ですが、歯ブラシの管理にはどのくらい気を遣っていますか?適切な管理を行っていない歯ブラシは、ミュータント菌やイースト菌から、はては大腸菌、なんと時には便や尿の中に含まれる雑菌まで、ありとあらゆる菌の温床となっているそうです。
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歯ブラシは、洗面所など湿気の多いところに置かれることがほとんどです。使用後にすすいでも、わずかに残った菌が、湿度の多い環境で繁殖しやすいのです。
それでは、正しい歯ブラシケア、どのようにしたらよいでしょうか?歯ブラシのケアについての、記事を掲載している米国・アラバマ大学のサイトによると、抗菌素材のものを選ぶこと、使用後にしっかりとすすぐことはもちろんですが、そのほかにもいくつかの注意点を挙げています。
まず、歯を磨く前に除菌効果の高いマウスウォッシュでうがいをすること。これで、歯ブラシにつく菌を減らすことができます。歯ブラシの使用後にマウスウォッシュで歯ブラシをすすぐこともおすすめです。
定期的に歯医者にかかることも効果があります。虫歯の治療や、定期的な歯のクリーニングは、口内の細菌の増加を防ぐため、結果として歯ブラシにつく菌を減らすことができます。
次に、歯ブラシにはキャップをしないこと。キャップをすることで、雑菌がつかないようなイメージはあるのですが、湿度が高いままの状態が続くことになるため、かえってよくないそうです。
また、意外と多いのが、パートナーとの歯ブラシシェア。いくら好きな相手でも、これによってお互いに病気を移してしまうこともありますので、心当たりのある方はすぐにでもやめましょう。また、歯ブラシ入れに複数の歯ブラシが立ててある場合は、それぞれがくっつかないように気をつけましょう。
お口の健康は全身の健康につながります。正しくケアを行うよう心がけましょう。(唐土 ミツル)
▼外部リンク
Clean before you clean — what’s on your toothbrush just might surprise you
http://www.uab.edu/news/youcanuse/item/