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あすか製薬と武田薬品 高血圧症治療剤「カンデサルタン錠『あすか』」に関する事業化契約を締結

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2014年05月28日 PM12:15

ブロプレス錠の特許権等を許諾したAG

あすか製薬株式会社と武田薬品工業株式会社は5月16日、高血圧症治療剤「カンデサルタン錠『あすか』」(一般名: シレキセチル)に関して、事業化契約を締結したと発表した。


この画像はイメージです

カンデサルタン「あすか」は、武田薬品の高血圧症治療剤「(R)錠」(一般名:カンデサルタン シレキセチル)の特許権等を、あすか製薬に許諾したオーソライズド・ジェネリック(AG)。あすか製薬は今年2月、厚生労働省からカンデサルタン「あすか」の製造販売承認を取得し、6月の薬価収載に向けて薬価申請を行っている。

今回の契約に基づき、カンデサルタン「あすか」の薬価基準収載後、あすか製薬は同剤を発売し、医療機関へ情報提供を行う一方で、武田薬品は同剤をあすか製薬から仕入れ、特約店に販売する物流業務に特化するという。なお、その他の契約内容の詳細は開示されていない。

ジェネリック医薬品に対する社会ニーズを考慮

あすか製薬は、2013年10月に「あすかジェネリック事業本部」を新設。既存の医薬営業本部と協働して医薬品販売事業を推進している。カンデサルタン「あすか」の発売により、あすか製薬は、ブロプレスと原薬・添加物・製造方法が同一のAGの提供が可能となる。

武田薬品は、現在の市場環境ではジェネリック医薬品に対する一定の社会ニーズがあり、品質・安定供給・情報の提供および収集といった観点から、そのニーズを満たすジェネリック医薬品が提供される必要があると考えているという。この考えを踏まえ、武田薬品は、カンデサルタン「あすか」が患者や医療関係者のニーズに対応できると考え、今回の契約締結に至ったとしている。

プレスリリースでは

あすか製薬と武田薬品は、同剤の発売を通じ、高血圧症治療に一層貢献するとともに多様な医療ニーズにお応えする医薬品をお届けしてまいります。(武田薬品工業株式会社 プレスリリースより引用)

と述べられている。(QLifePro編集部)

▼外部リンク

武田薬品工業株式会社 ニュースリリース
http://www.takeda.co.jp/news/2014/

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