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富士フイルム 高精細・高画質を実現した汎用スコープを発売

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2014年05月23日 PM02:30

イメージセンサーにメガピクセルCMOSセンサーを採用

富士フイルム株式会社は5月15日、富士フイルムが発売している内視鏡システムの「Advancia(アドバンシア)シリーズ」用の汎上部消化管汎用スコープ「EG-600WR」と下部消化管汎用スコープ「EC-600WM」を6月16日から発売すると発表した。


画像はプレスリリースより

同社の内視鏡システムには、キセノン光源と、レーザー光源(「LASEREO(レザリオ)」)の2種類がある。今回発売されるのは、キセノン光源を用いた「Advanciaシリーズ」用の汎用スコープで、同社のスコープとしては初めて、イメージセンサーにメガピクセルCMOSセンサーが採用されている。このCMOSセンサーと同社の画像処理技術を組み合わせることで、優れた解像度を持つ明るい静止画と高精細で滑らかな動画を得られ、分光画像処理機能FICEを使うことにより、表層血管・病変の視認性のさらなる向上が期待できるとしている。

また、新設計したレンズを搭載することで、最短2mmからの近接観察が可能となった。スコープを近づけることにより、65倍相当の拡大効果を得ることができるため、病変などをより細部まで観察できるという。

負担軽減を目指し操作性や挿入性も向上

さらに使用する医師のストレスや患者の負担を軽減するために、操作性や挿入性も向上させたという。

EG-600WRは、同社の上部消化管用汎用スコープとしては初めてウォータージェット用管路を内蔵した上で、従来機と比べてさらに細径化し、先端部外径9.2mm、軟性部外径9.3mmを実現した。EC-600WMは、微妙な力加減を先端部に伝わりやすくするため、手元から先端に向かって連続的に硬さを変化させる軟性部を採用し、挿入性の向上を図ったという。

同社は、がんなどの病変の早期発見・早期治療ならびに患者負担の低減を目指し、今後もより良い製品の開発を進めるとしている。(伊藤海)

▼外部リンク

富士フイルム株式会社 ニュースリリース
http://www.fujifilm.co.jp/corporate/news/

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