およそ6億ドルで9製品の権利を取得
参天製薬株式会社は5月13日、米Merck & Co., Inc., Whitehouse Station, N.J., U.S.A.(MSD、米メルク社)の眼科用医薬品について、日本および欧州・アジア太平洋地域の主要市場における製造販売権を取得する契約を締結したと発表した。
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今回の買収で参天製薬は、MSDに約6億ドル(約618億円)を支払い、9製品の権利を取得する。さらに、販売マイルストンに基づいた追加支払いが発生する可能性があるとしている。今回合意された眼科製品の年間売り上げは約4億ドルで、今後2~5年間はこれらの製品をMSDより購入することとなる。
欧州・アジアの未進出地域での事業展開を目標に
MSDから参天製薬に譲渡される9つの製品は、緑内障・高眼圧症治療剤が主なものとなる。日本国内でも需要の高い緑内障製品事業の充実を図り、また、欧州・アジアなどこれまで進出していなかった地域での事業展開を目標としている。この契約により、同社は大幅な増収を見込んでいるという。
参天製薬は、2020年に向けた長期的な経営戦略として、“世界で存在感のあるスペシャリティ・カンパニー”の実現を目指している。今後も眼科領域のリーディング・カンパニーとして、未充足のニーズを満たす価値ある製品・サービスを提供していくとしている。(白井蓮)
▼外部リンク
参天製薬株式会社 プレスリリース
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