医療従事者の為の最新医療ニュースや様々な情報・ツールを提供する医療総合サイト

QLifePro > 医療ニュース > 医薬品・医療機器 > エーザイ・ゲーエムベーハ 抗てんかん剤「Fycompa」の追加有用性再評価申請を提出

エーザイ・ゲーエムベーハ 抗てんかん剤「Fycompa」の追加有用性再評価申請を提出

読了時間:約 57秒
2014年05月22日 PM03:15

結果は6か月以内に公表予定

エーザイ株式会社は5月12日、ドイツ医薬品販売会社であるエーザイ・ゲーエムベーハが抗てんかん剤「(R)」(一般名:ペランパネル)の追加有用性再評価の申請をドイツ連邦合同委員会(G-BA)に対して提出したと発表した。追加有用性再評価の結果は、6か月以内に公表される予定としている。


この画像はイメージです

Fycompaは、エーザイが創製した新規化合物で、AMPA受容体に対して非競合的な拮抗剤。シナプス後AMPA受容体のグルタミン酸による活性化を阻害し、神経の過興奮を抑制することで、抗てんかん作用を発揮すると考えられている。

2012年9月の発売後、3,000~4,000人の患者に使用

同剤は2012年9月にドイツで発売後、3,000~4,000人の患者に使用されている。しかし、2013年3月のG-BAによる追加有用性評価において、有用性と革新性が適切に認められなかったことを受け、ドイツでの販売を一時中断し、治療を必要とする患者に対しては、無償の支援プログラムで個別輸入により提供を行っていた。

その一方で、追加有用性評価制度の一部改正が行われたことに伴い、G-BAは同剤の早期再申請を認める決定を今年2月に行っていた。エーザイでは、今回の追加有用性再評価により、Fycompaの有用性と革新性が認められ、ドイツでの販売を再開し、部分てんかん患者に確実に届けたいとしている。(伊藤海)

▼外部リンク

エーザイ株式会社 ニュースリリース
http://www.eisai.co.jp/news/

 

同じカテゴリーの記事 医薬品・医療機器

  • ウゴービ電子添文改訂、 MACE発現リスク20%低下示したP3データ反映-ノボ
  • 炎症性腸疾患に対するduvakitugの有効性・安全性の追加データ発表-仏サノフィほか
  • ミリキズマブ投与のIBD患者、多くが2年後も臨床的寛解/内視鏡的改善を維持-米リリー
  • DMDのエクソン44スキップ薬、医師主導治験でジストロフィン発現を確認-NCNPほか
  • 子宮体がん一次治療で免疫チェックポイント阻害薬とPARP阻害薬の併用「薬物療法にパラダイムシフト」
  • あなたは医療関係者ですか?

    いいえはい