結果は6か月以内に公表予定
エーザイ株式会社は5月12日、ドイツ医薬品販売会社であるエーザイ・ゲーエムベーハが抗てんかん剤「Fycompa(R)」(一般名:ペランパネル)の追加有用性再評価の申請をドイツ連邦合同委員会(G-BA)に対して提出したと発表した。追加有用性再評価の結果は、6か月以内に公表される予定としている。
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Fycompaは、エーザイが創製した新規化合物で、AMPA受容体に対して非競合的な拮抗剤。シナプス後AMPA受容体のグルタミン酸による活性化を阻害し、神経の過興奮を抑制することで、抗てんかん作用を発揮すると考えられている。
2012年9月の発売後、3,000~4,000人の患者に使用
同剤は2012年9月にドイツで発売後、3,000~4,000人の患者に使用されている。しかし、2013年3月のG-BAによる追加有用性評価において、有用性と革新性が適切に認められなかったことを受け、ドイツでの販売を一時中断し、治療を必要とする患者に対しては、無償の支援プログラムで個別輸入により提供を行っていた。
その一方で、追加有用性評価制度の一部改正が行われたことに伴い、G-BAは同剤の早期再申請を認める決定を今年2月に行っていた。エーザイでは、今回の追加有用性再評価により、Fycompaの有用性と革新性が認められ、ドイツでの販売を再開し、部分てんかん患者に確実に届けたいとしている。(伊藤海)
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エーザイ株式会社 ニュースリリース
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