最新のタンパク質の創薬・精製技術を採用
ノボ ノルディスク ファーマ株式会社は5月8日、「血液凝固第8因子欠乏患者における出血傾向の抑制」を適応症とする遺伝子組換え型血液凝固第8因子製剤「ノボエイト(R)静注用250、同500、同1000、同1500、同2000、同3000(一般名:ツロクトコグ アルファ((遺伝子組換え))」を5月12日から発売すると発表した。
画像はプレスリリースより
同剤は最新のタンパク質の創薬・精製技術を用いて、製剤の信頼性、安全性、利便性の向上を追求して開発されたBドメイン切断型遺伝子組換え血液凝固第8因子製剤。
今年1月17日に製造販売承認を取得、これまでに世界3か国で発売されている。
国内初となる1500IUと3000IU規格
同剤は、第三世代の遺伝子組換え製剤として、培養工程及び製剤化工程を通して、ヒトや動物由来の原料を用いずに製造されている。日本も参加した第3相国際共同治験の結果に基づき、成人及び小児に対する定期補充療法のための用法・用量が明示されているとされる。
Bドメインの切断により第8因子分子の高い均質性を得ており、国内初となる1500IUと3000IU規格を含む、6規格のバイアルをラインアップし、幅広くかつきめ細やかな投与量設定を可能にしたという。
患者の成長段階や体重、ライフスタイル及び出血の状況に合わせて適切なバイアルサイズを選択することができるとして、多くの血友病患者の治療へ貢献することが期待されている。(浅見園子)
▼外部リンク
ノボ ノルディスク ファーマ株式会社 プレスリリース
http://www.novonordisk.co.jp/documents