医療従事者の為の最新医療ニュースや様々な情報・ツールを提供する医療総合サイト

QLifePro > 医療ニュース > 医薬品・医療機器 > レオファーマ ドボネックス軟膏の製造販売を承継

レオファーマ ドボネックス軟膏の製造販売を承継

読了時間:約 52秒
このエントリーをはてなブックマークに追加
2014年05月21日 AM10:00

帝國製薬株式会社から4月30日付で

レオファーマ株式会社は5月7日、帝國製薬株式会社が製造販売していた尋常性乾癬治療剤「50μg/g」の製造販売承認を2014年4月30日付けで承継したと発表した。


画像はWikiメディアより引用

炎症を伴う慢性の皮膚疾患である乾癬の原因は完全に分かっていないが、さまざまな要因が加わり、免疫系に異常が生じることで皮膚に炎症が起きると考えられている。

日本の感染患者数は、推計10~20万人といわれ、その9割を占めるのが尋常性乾癬で、頭部、肘、膝など刺激を受けやすい部位に症状が出ることが多い。軽傷から中等症の患者にはステロイドやビタミンD3などの外用剤がよく使われる。

世界的に使用される外用療法の基本薬

ドボネックス軟膏は、レオファーマの親会社であるLEO Pharma A/Sが開発した活性型ビタミンD3誘導体(カルシポトリオール)を有効成分とする外用剤。1991年に尋常性乾癬を治療する軟膏剤として英国で上市されて以来、乾癬治療における外用療法の基本薬として世界的に使用されている。

日本では、帝國製薬がレオファーマから導入して開発を行い、2000年1月に承認を取得。現在は鳥居製薬株式会社から販売されており、継承後も鳥居製薬による販売は継続される。(伊藤海)

▼外部リンク

レオファーマ株式会社 プレスリリース
http://www.leo-pharma.jp/

このエントリーをはてなブックマークに追加
 

同じカテゴリーの記事 医薬品・医療機器

  • 2025年1月より社長交代で新たな体制へ‐アレクシオンファーマ
  • ミリキズマブの炎症性腸疾患に対する長期持続的有効・安全性データを公開-リリー
  • 転移性尿路上皮がん、一次治療における新たな選択肢への期待
  • 心臓ロボット手術用の部位を見やすく展開するプレートを開発-大阪公立大
  • 新たにオンコロジー領域に注力し「2031年までに年平均成長率8%を目指す」‐GSK