富士通が少数持分での資本参加
富士通株式会社は5月9日、横河医療ソリューションズ株式会社と、「未来医療」分野における新規事業創出で提携するとともに、横河医療ソリューションズに対して少数持分での資本参加をすることで基本合意に達したと発表した。
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放射線治療分野などで共同研究・開発へ
横河医療ソリューションズは1993年から、横河電機の医療ビジネスプロジェクトとして、大中規模病院に対して医療画像、放射線情報システムの導入を行っている。また近年は、放射線治療情報システム分野にも進出。高い技術と知識をもとに積極的な取り組みをみせている。
一方の富士通は、電子カルテシステムをはじめとする医療・福祉分野での事業を展開。2013年12月には、未来医療開発センターを創設し、中長期的な技術開発や次世代での新事業・新市場の開拓を視野に入れた事業を行っている。
両社はこれらの技術力と知見を融合させ、今後のがん患者の増加に伴い、重要性が増すことが予測される放射線治療分野などの共同研究・開発にも取り組み、ICTを活用した新たなサービス提供の検討等も進めるという。これにより、「未来医療」分野における新規事業創出を共同で進め、次世代の健康・医療分野における新事業展開に取り組むとしている。(白井蓮)
▼外部リンク
富士通株式会社 プレスリリース
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