2007年9月発売のトピナ錠に新剤型
協和発酵キリンは5月1日、抗てんかん剤「トピナ(R)細粒10%(一般名:トピラマート)」を5月13日から発売すると発表した。同剤は2014年1月に承認を取得、4月に薬価基準に収載されている。
画像はプレスリリースより
トピナ錠は2007年9月に発売。他の抗てんかん薬で十分な効果が認められないてんかんの部分発作に対する併用薬として、成人患者に処方されてきた。
また、2013年11月には、2歳以上の小児への他剤との併用に関する用法・用量の一部変更承認を取得し、小児のてんかん患者にも貢献している。
服薬アドヒアランスの向上に期待
今回発売するトピナ細粒10%は、一部の小児や高齢者など錠剤を飲みにくいてんかん患者でも服用しやすく、服薬アドヒアランスの向上が期待できるという。
用法容量は通常、成人には1回量50mgを1日1回、または1日2回の経口投与で開始。以後、1週間以上の間隔をあけて漸増し、維持量として1日量200〜400mgを2回に分割経口投与する。1日最高投与量は症状に応じて増減するが、600mgまでとなっている。
小児では通常、2歳以上の小児には、1日量1mg/kgの経口投与で開始し、2週間以上の間隔をあけて1日量2mg/kgに増量。以後、2週間以上の間隔をあけ、1日量として2mg/kg以下ずつ漸増し、維持量として1日量6mg/kgを経口投与する。症状により適宜増減するが、1日最高投与量は9mg/kg、または600mgのいずれか少ない投与量まで。いずれも1日2回に分割して経口投与すること、としている。
協和発酵キリングループは、ライフサイエンスとテクノロジーの進歩を追求し、新しい価値の創造により、世界の人々の健康と豊かさに貢献するとしている。(浅見園子)
▼外部リンク
協和発酵キリン ニュースリリース
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