双方のリソースを活用し、連携契約を締結
国立大学法人九州大学と株式会社LSIメディエンスは4月18日、医学検査分野の共同研究の実施および研究成果の評価と実用化を推進することを目的として、4月1日付けで組織対応型連携契約を締結したと発表した。
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なお、LSIメディエンスは4月1日、三菱化学メディエンスから社名変更している。
両者は連携を取ることで、双方のリソースを活用しながら医学検査分野に係る幅広い研究を行い、LSIメディエンスは株式会社産学連携機構九州とも連携し、研究成果の評価と実用化の推進をするとしている。
組織対応型連携事業を実施
近年では、検査機器を使った医学検査により、精密で正確かつ簡便で迅速な検査・分析が可能となっている。このことは、診断・診療に貢献するだけでなく、新薬の開発における、より精密で正確な検査技術や投薬前検査など、ニーズを拡大させている。
九州大学は、医学、機械工学、電気工学、情報工学、分子生物学などの幅広い分野にわたって研究を行い、多様な知見やノウハウを蓄積。
また、LSIメディエンスは日本全国に拠点を持ち、全国の医療機関を対象とした診療のための臨床検査、大学機関等のアカデミアとの研究検査、臨床検査分野で使用される診断機器・試薬の開発・製造、医薬品開発分野における非臨床・臨床試験などを実施しており、民間企業として検査・分析分野で豊富な実績を有している。
プレスリリースでは、両者の持つ知見と実績を医学検査技術の開発に活かすことで、医学研究の発展と医療の質的向上の加速を図りたいとしている。(浅見園子)
▼外部リンク
LSIメディエンス プレスリリース
http://www.medience.co.jp/topics/