複数の分析装置を一括で管理
株式会社日立ソリューションズは4月16日、医療機関向け臨床検査システムの最新版「Lavolute(ラボリュート)8」の提供を6月1日から開始すると発表した。
同製品は、血液や尿検査などの複数の分析装置を一括で管理し、検査の依頼から実施、報告までを支援する、臨床検査業務に特化したシステムの最新版。システム画面を刷新し、Windows8にも対応したことで、タブレット端末(Windows OS)での利用が可能になったという。
(画像はニュースリリースより)
検査業務の品質向上を支援、検査データ活用への対応を実現
同製品は、ソリッドステートドライブ(SSD)に対応。適用可能なクライアントPCとサーバーのラインアップを拡充、膨大な検査データを扱う臨床検査システムの処理速度の向上と耐障害性の向上を実現したとしている。
また、プログラムと設定値をサーバーからダウンロードするだけで、誰でも簡単にクライアントPCの設定ができるようになったことで、保守作業負荷を大幅に低減。これにより、ミッションクリティカルである臨床検査システムの障害に迅速に対応することが可能になったという。さらに、従来、オプションとして提供していた分析装置の精度を管理する精度管理機能を標準機能として提供するそうだ。
これらの特長により、検査業務の品質向上を支援するとともに、今後求められる地域医療連携など、検査データの活用への対応を実現するとしている。
日立ソリューションズは、臨床検査システムを30年以上提供しており、2014年4月時点で延べ2,500施設以上の医療機関に導入しているという。今後は、同製品の提供を小規模医療機関向けに開始し、随時、大規模医療機関への提供拡大を図るということだ。(浅見園子)
▼外部リンク
日立ソリューションズ ニュースリリース
http://www.hitachi-solutions.co.jp/company/press/news/