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矢野経済研究所 2013年度の病院設備機器市場は前年度比2%増と発表

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2014年04月27日 PM12:30

病院や診療所などを対象に

矢野経済研究所は4月14日、病院設備機器市場に関する調査結果を発表した。調査対象は、病院管理システムや中央材料室および感染防止機器、手術室設備機器、薬剤管理機器となっている。


(この画像はイメージです)

今回の調査は、2013年12月から2014年3月の期間、病院や診療所、調剤薬局向けシステムおよび関連機器のメーカー、代理店、ディーラー等を対象に、同社専門研究員による直接面談、電話・e-mailによるヒアリング、並びに文献調査を併用して行われたという。

2013年度 病院設備機器市場は前年度比2%増

調査結果によれば、2013年度の病院設備機器市場は、前年度比2.0%増の1047億2500万円の見込み。大学病院や拠点病院を中心とする大型施設の増改築・新築案件が続き、病院の救急医療体制・高度医療受け入れ態勢を整備するために、病院設備を充実化させる傾向にあるそうだ。中でも術室設備機器と薬剤管理機器、病棟・その他設備機器が好調に推移し、市場拡大が続く結果となっているという。

手術室設備機器は、病院総数が減少傾向だが、手術件数や全身麻酔症例数については増加しており、病院の増改築や基幹病院などの合併による手術室工事は一定数行われている状況で、順調な受注推移となったと分析している。

薬剤管理機器では、調剤薬局の新規開業件数の伸びは鈍化傾向。しかし、薬局薬剤師の在宅業務推進や後発医薬品に対応するため、分包機の更新、追加で導入する調剤薬局が増加し、市場は拡大へと転じているという。病棟・その他設備機器の一つの自動精算機は、診療明細書の無料発行の義務化の影響からか、販売数量が大幅に拡大しているとしている。(浅見園子)

▼外部リンク

矢野経済研究所 市場調査結果サマリー
http://www.yano.co.jp/press/press.php/

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