平成25年度末の認定者数を発表
厚生労働省は4月14日、平成25年度末カネミ油症認定者数を取りまとめた発表を行った。
カネミ油症事件は、昭和43年に西日本で発生した米ぬか油を原因とする食中毒事件。その後「カネミ油症患者に関する施策の総合的な推進に関する法律」が平成24年9月に施行された。
(画像はプレスリリースより)
現在では、「カネミ油症患者に関する施策の推進に関する基本的な指針」(厚生労働省・農林水産省告示)に基づき、現在厚生労働省では様々な施策を実施している。
さらに、平成24年12月にカネミ油症診断基準が改定されたことにより、カネミ油症認定患者の油症発生当時の同居家族が新たに認定の対象となり、平成25年度末までに2,256名(うち同居家族認定270名)が各都道府県においてカネミ油症と認定された。
今回、厚生労働省では同居家族認定の更なる周知のため、リーフレットを作成し、カネミ油症認定患者への配布を行っている。
認定申請の案内をわかりやすく記載
リーフレットでは、新たに認定される人の条件が明示され、申請手続きの流れが記されている。必要な書類やその後の提出先などがわかりやすく記載されているという。各都道府県の問い合わせ先もすべて記載されているので、不明な点も直接問い合わせることができて安心だろう。(伊藤海)
▼外部リンク
厚生労働省 報道発表資料
http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/