4月15日、千葉県内の警察署に持ち込まれる
ノバルティス ファーマ株式会社は4月16日、同社が製造販売する鎮痛・解熱・抗炎症薬「ボルタレン(R)サポ(R)50mg」(坐薬)に、針状の金属が刺さっている製品が千葉県内の警察所に届けられたと発表した。
同社は同14日付で、同様の製品が埼玉県内の薬局に届けられたと発表しており、今回で2件目の発生となる。
(画像はプレスリリースより)
今回見つかった製品については4月15日、千葉県内の患者が警察に通報。警察が現品を入手し現在、警察が事実関係の詳細を調査中と同社は発表している。
埼玉県での混入と同様に、患者が使用前に異常に気付いたため健康被害は発生してないという。
人為的混入の可能性が高いと判断
ノバルティスは4月14日、同9日に埼玉県内の保険薬局に持ち込まれた異常品の中に、アルミシートの外部から針状の金属が刺されたと思われるボルタレンサポの坐薬があったと発表していた。
ノバルティス ファーマ「ボルタレン」坐薬に針状金属が混入 人為的混入と届出
同社はこれらを回収。現品ならびに同社子会社・日本チバガイギー株式会社 篠山工場の製造工程などを精査し、通常の製造工程における混入の可能性は極めて低いと判断していた。
今回の事例についても先の事例と同じく人為的な混入の可能性が高いとしている。また、同剤を処方された患者、また医療関係者には、使用前および調剤時に針状の金属の混入やアルミシートに穴が開いていないかなどの確認するよう、改めて注意を呼び掛けている。(QLifePro編集部)
▼外部リンク
ノバルティス ファーマ株式会社 プレスリリース
http://www.novartis.co.jp/news/2014/