医療従事者の為の最新医療ニュースや様々な情報・ツールを提供する医療総合サイト

QLifePro > 医療ニュース > 医薬品・医療機器 > 武田薬品 「アクトス」製造物責任訴訟で60億ドルの懲罰的損害賠償

武田薬品 「アクトス」製造物責任訴訟で60億ドルの懲罰的損害賠償

読了時間:約 43秒
このエントリーをはてなブックマークに追加
2014年04月16日 PM03:15

原告の主張認める陪審評決

武田薬品工業株式会社は4月8日、2型糖尿病治療剤「(R)」にかかる製造物責任訴訟で原告の主張が認められたことに対し、あらゆる法律的手段をもって対抗していくことを発表した。


(この画像はイメージです)

補償的損害賠償に加え懲罰的損害賠償も

この訴訟は、2014年2月3日よりルイジアナ州西部連邦裁判所で行われていた、アクトスにより膀胱がんが引き起こされたと主張する製造物責任訴訟。現地時間の4月7日、原告の主張を認める陪審評決があり、総額1.475百万ドルの補償的損害賠償が認定されたという。負担割合は武田薬品工業が75%、イーライリリー社が25%とされた。

一方、懲罰的損害賠償も武田薬品工業に60億ドル、イーライリリー社に30億ドルの損害額が認定された。

あらゆる法的手段で対抗と発表

武田薬品工業はこれに対し、提出された証拠はアクトスと膀胱がんとの因果関係を示すものではないとし、審理後申し立てならびに上訴を含めた可能なあらゆる法的手段をもって争うと表明した。(小林 周)

▼外部リンク

武田薬品工業株式会社 プレスリリース
http://www.takeda.co.jp/news/

このエントリーをはてなブックマークに追加
 

同じカテゴリーの記事 医薬品・医療機器

  • 新たにオンコロジー領域に注力し「2031年までに年平均成長率8%を目指す」‐GSK
  • シベプレンリマブ、IgA腎症P3試験で主要評価項目を達成-大塚製薬
  • チルゼパチド、肥満症の日本人対象P3試験で有意な体重減少効果-リリー
  • エブリスディ2年データ、SMA小児の多くが独立歩行可能となったことを示す-ロシュ
  • 点滴ライン整理用の「カラフルホルダー」開発、ワンタッチで長さ調節可-東北大ほか