医療従事者の為の最新医療ニュースや様々な情報・ツールを提供する医療総合サイト

QLifePro > 医療ニュース > 医薬品・医療機器 > ゼリア新薬 国内初のPMS治療薬「プレフェミン」の製造販売承認を取得

ゼリア新薬 国内初のPMS治療薬「プレフェミン」の製造販売承認を取得

読了時間:約 52秒
このエントリーをはてなブックマークに追加
2014年04月15日 PM02:00

チェストベリーの乾燥エキス

ゼリア新薬工業株式会社は4月4日、月経前症候群治療薬「プレフェミン(R)」(要指導医薬品)に関して、同月3日付で厚生労働省より製造販売承認を取得したと発表した。

(画像はイメージです)

同剤の有効成分は、チェストツリー(Vitex agnus-castus L.)の果実であるチェストベリーの乾燥エキス。チェストベリーは西洋ハーブの一種で、欧州において月経前症候群(PMS:premenstrual syndrome)及び月経不順等のさまざまな婦人科疾患の治療に使用されている。その歴史は古く、ギリシャ・ローマ時代より月経不順、乳房痛等、様々な婦人科疾患の治療に用いられた。

国内初となるPMS治療薬

プレフェミンは、スイスのMax ZellerSohne AGが開発。既に、スイス、オーストリアをはじめとする15カ国において一般用医薬品としての承認を取得しており、欧州で長年にわたる販売実績を有し、有効性及び安全性は二重盲検比較臨床試験などにより確認済みだという。

同剤はPMSの治療薬として、日本で初めて承認を取得した医薬品である。ゼリア新薬工業は、軽症から中等症のPMSに対して、生活改善等の非薬物療法と並行することで、女性のQOL改善に貢献できるものと期待している。(浅見園子)

▼外部リンク

ゼリア新薬 ニュースリリース
http://www.zeria.co.jp/image/upimg/

このエントリーをはてなブックマークに追加
 

同じカテゴリーの記事 医薬品・医療機器

  • ジョンソン・エンド・ジョンソン 肺がん領域に初参入
  • レポトレクチニブ「がん細胞が耐性を獲得しにくく、長期使用に期待」
  • 2025年1月より社長交代で新たな体制へ‐アレクシオンファーマ
  • ミリキズマブの炎症性腸疾患に対する長期持続的有効・安全性データを公開-リリー
  • 転移性尿路上皮がん、一次治療における新たな選択肢への期待