不十分な血圧コントロールでリスクは大幅に上昇
米ブリストル・マイヤーズ スクイブ社と米ファイザー社は現地時間3月27日、非弁膜症性心房細動患者を対象とした脳卒中の発症抑制に関する試験のサブ解析において、「エリキュース(R)(一般名:アピキサバン)」の有用性が一貫していることが判明したと発表した。
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ブリストル・マイヤーズ スクイブ社とファイザー社は、第3相ARISTOTLE(アリストテレス)試験について、血圧コントロールがアウトカムに及ぼす影響と血圧コントロールに応じたエリキュースの治療効果をワルファリンと比較する、事前に既定したサブ解析を実施。
その結果、エリキュースとワルファリンのどちらで治療するかに関わらず、不十分な血圧コントロールは、脳卒中または全身性塞栓症のリスクの大幅上昇と関連することが明らかになった。
血圧コントロールの重要性を強調
また、ワルファリンと比較したエリキュースの脳卒中発症抑制効果は、血圧コントロールに関わらず一貫していることも明らかになった。プレスリリースでは、このサブ解析の主筆者でありデューク大学医学センター、デューク臨床研究所のミーナ・ラオ博士の
これらのデータから、心房細動患者さんの脳卒中の発症を抑制するには、抗凝固療法に加え、血圧コントロールが臨床的に重要であることが強調されます。(ブリストル・マイヤーズ株式会社、ファイザー株式会社 プレスリリースより引用)
との言葉が掲載されている。(小林 周)
▼外部リンク
ブリストル・マイヤーズ株式会社 プレスリリース
https://www.bms.co.jp/press/
ファイザー株式会社 プレスリリース
http://www.pfizer.co.jp/pfizer/company/press/2014/