米バクスター社と共同開発
武田薬品工業株式会社は3月31日、新型インフルエンザワクチン「細胞培養インフルエンザワクチンH5N1「タケダ」1mL」(一般名:細胞培養インフルエンザワクチン(H5N1株))と、「細胞培養インフルエンザワクチン(プロトタイプ)「タケダ」1mL」(一般名:細胞培養インフルエンザワクチン(プロトタイプ))が厚生労働省より製造販売承認を取得したと発表した。
(画像はwikiメディアより引用)
同社は2010年、米バクスターインターナショナルインクと、同社が保有する細胞培養インフルエンザワクチンの開発および培養・製造技術に関する国内での独占的ライセンス契約を締結し、共同開発を進めていた。
今回製造販売承認が取得されたワクチンは今後、日本政府の助成を受けて建設された同社の光工場(山口県光市)の生産施設で製造される予定だという。
0.5mLを3週間以上の間隔をおいて2回注射
細胞培養インフルエンザワクチンH5N1「タケダ」1mLは、新型インフルエンザ((H5N1) の予防を効能・効果とし、0.5mLを3週間以上の間隔をおいて、筋肉内または皮下に2回注射する。
細胞培養インフルエンザワクチン(プロトタイプ)「タケダ」1mLは、パンデミックインフルエンザの予防を効能・効果とし、0.5mLを3週間以上の間隔をおいて、筋肉内または皮下に2回注射する。
今回の製造承認取得を受けて、武田薬品のワクチンビジネス部長であるRajeev Venkayya氏は、
今般の承認取得は、これまで武田薬品が国内でのパンデミックに備えて行ってきた取り組みが結実したものです。今後も日本および世界の公衆衛生の向上に貢献してまいります。(武田薬品工業株式会社 ニュースリリースより引用)
と述べている。(伊藤海)
▼外部リンク
武田薬品工業株式会社 ニュースリリース
http://www.takeda.co.jp/news/2014/