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富士フイルム 次世代超音波画像診断装置を発売

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2014年04月09日 PM02:00

低侵襲で行える画像検査として需要拡大

富士フイルム株式会社は4月2日、新開発の画像処理MPUを搭載し、軽量・小型ボディながら鮮明・ 高解像度な画像を実現した次世代携帯型超音波画像診断装置「FUJIFILM FC1(フジフイルム エフシーワン)」を5月12日に発売すると発表した。同製品は、富士フイルムメディカル株式会社を通じて販売される。また、4月11日よりパシフィコ横浜で行われる「2014国際医用画像総合展(ITEM2014)」に出展される予定だという。

(画像はニュースリリースより)

超音波画像診断装置は、体内情報を収集する探触子の高精度化や、装置に搭載されるコンピュータープロセッサの高性能化により視認性が向上したことに加え、低侵襲で行える体に優しい画像検査として、クリニックや在宅での検診における需要が拡大している。

また、救急、集中治療といった重症患者の診断や麻酔科・整形外科・外科の治療と連動した活用も広がっており、コンパクト、軽量ながら高性能な携帯型超音波画像診断装置のニーズが高まっている。

今回発売されるFUJIFILM FC1は、富士フイルムの画像技術と機器本体の小型化技術に加え、落下や振動に強い探触子を作る堅牢化技術を組み合わせて開発されたという。

解像度な画像を安定的に得ることが可能に

同装置は、超音波の送受信で得られる膨大なデータを高速に処理するために、同社が新開発した高度なアルゴリズムと音速補正技術を持つMPUを搭載する。

これにより超音波画像特有のスペックルノイズの低減に成功し、被写体の組織の境界や性状の描写力に優れた高解像度な画像を安定的に得ることができるという。また、複雑な操作をしなくても、画像の濃淡や階調のパラメータを調整でき、診断部位のより鮮明な観察が可能になったとしている。

さらに、汚れが入り込みにくい一体成形のパネルを採用。携帯性に優れた小型ボディで、清掃などのメンテナンスや携帯性にも優れる。

購入後は5年間の保証期間が設けられるため、臨床シーンや検査件数が多い医療機関でも安心して使用できると期待されている。(伊藤海)

▼外部リンク

富士フイルム株式会社 ニュースリリース
http://www.fujifilm.co.jp/corporate/news/

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