中外製薬が創薬、サノフィと興和が販売
サノフィ株式会社と興和株式会社は3月24日、選択的SGLT2 阻害剤CSG452(一般名:トホグリフロジン水和物)について、2型糖尿病を効能・効果として製造販売承認を取得したと発表した。
(この画像はイメージです)
同剤は、中外製薬株式会社が創製した薬剤で、腎尿細管におけるグルコースの再吸収を阻害することで血液中のグルコースを尿中に排出させ、血糖を低下させるもの。
中外製薬がサノフィ・興和に対して製品の供給を行い、サノフィでは「アプルウェイ(R)錠20mg」、興和では「デベルザ(R)錠20mg」として販売する。
国内で実施された第3相臨床試験においてHbA1c値の有意な低下が認められ、忍用性も確認された。
インスリンを介さない新たな作用機序
同剤はインスリンを介さない新しい作用機序を有し、HbA1c、空腹時および食後の高血糖を是正。さらに低血糖のリスクが低く体重減少作用を有することが期待されている。
プレスリリースでは
サノフィおよび興和は、「アプルウェイ/デベルザ」を市場導入することにより、より多くの患者さんに新たな作用機序を持つ糖尿病治療薬の選択肢を提供したいと考えています。(サノフィ株式会社 プレスリリースより引用)
と述べられている。(小林 周)
▼外部リンク
サノフィ株式会社 プレスリリース
http://www.sanofi.co.jp/l/jp/ja/