医療従事者の為の最新医療ニュースや様々な情報・ツールを提供する医療総合サイト

QLifePro > 医療ニュース > 医療 > 日清ファルマ タマネギアイリンのテストステロン低下抑制作用を解明

日清ファルマ タマネギアイリンのテストステロン低下抑制作用を解明

読了時間:約 54秒
このエントリーをはてなブックマークに追加
2014年04月01日 AM06:15

薬学会および農芸化学会で発表

日清ファルマ株式会社は3月20日、男性更年期障害に関する研究により、タマネギアイリンにテストステロンの低下抑制作用メカニズムを解明したことを発表した。

(この画像はイメージです)

研究成果は熊本で開催された「薬学会第134年会」、東京で開催された「農芸化学会2014年度大会」で発表された。

また日清ファルマは、これらの学会の発表に先駆けて3月26日(水)よりWEBサイト「男性更年期NAVI」を開設し、男性更年期障害に関する研究成果などの情報提供を行っている。

東海大学で2006年に発見

タマネギアイリンは、ネギ類に多く含まれる含硫アミノ酸(アリイン類)のうち、タマネギに多く含まれるイソアイリン、シクロアイリン、メチインを総称したもの。テストステロンの低下抑制作用をもつ食品成分として、東海大学で2006年に発見された。

男性ホルモンの一つとして知られるテストステロンは、加齢やストレスの影響で減少することが明らかになっている。男性の加齢によるテストステロン低下と関連して起こる抑鬱や筋力低下、疲労感、性機能低下などは男性更年期障害(LOH症候群、Late-onset hypogonadism)と呼ばれる。日本での潜在患者数は600万人にのぼり、成人男性の9人中1人の割合で発症していると言われている。(小林 周)

▼外部リンク

日清ファルマ株式会社
http://www.nisshin.com/company/release/

このエントリーをはてなブックマークに追加
 

同じカテゴリーの記事 医療

  • 血液中アンフィレグリンが心房細動の機能的バイオマーカーとなる可能性-神戸大ほか
  • 腎臓の過剰ろ過、加齢を考慮して判断する新たな数式を定義-大阪公立大
  • 超希少難治性疾患のHGPS、核膜修復の遅延をロナファルニブが改善-科学大ほか
  • 運動後の起立性低血圧、水分摂取で軽減の可能性-杏林大
  • ALS、オリゴデンドロサイト異常がマウスの運動障害を惹起-名大