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厚労省 エストロゲン製剤「ESTROMON」に注意喚起

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2014年03月28日 AM06:00

更年期対策サプリとして販売

厚生労働省は3月18日、医療機関から更年期対策サプリとして販売されていたエストロゲン製剤「」により、健康被害が発生したと報告があったことを発表した。

(Wikiメディアより引用)

同剤は、インターネット上で販売されていたもの。国内で承認されているエストロゲンを含有する内服薬はすべて医師の処方が必要な医薬品だが、インターネット上では「サプリメント」や「健康食品」などと称して医薬品と同等の海外製品が販売されていることがある。

今回、ESTROMONにより健康被害が起きた女性は、服用したところ、子宮からの不正出血が生じたため、婦人科を受診。その後は医師の措置により回復しているという。

ESTROMONのほかにも確認された製品

また、厚生労働省の確認によると、ESTROMONのほかにもエストロゲン、またはメドロキシプロゲステロン酢酸エステルを含有する未承認医薬品として、PREMARIN、Provera、oestrogelがインターネットで販売されていたことが判明した。

厚生労働省では、心当たりのある人は十分に注意し、異常が見られる場合には医療機関を受診すると共に、安易にインターネットで医薬品成分を含む製品を購入しないよう注意を促している。(伊藤海)

▼外部リンク

厚生労働省 報道発表資料
http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/

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